JTPAカンファレンスに参加した背景


実は昨年僕は、O'Reilly Mediaが主催する WEB2.0EXPO2008に出席していました。「インターネットシフトを加速させなければ!」って危機感を持つ勤務先にて、やっぱり最先端の情報をとりにいかないといけないよねって。すでにWeb2.0バズワードだったかもっていう雰囲気はあったけれども、実際に現地に行って、最先端の人たちに会ってこようじゃないかと。そうやって会社を説得して、若手を一人連れて行ってきました。

で、そこでの刺激は大変大きくて、その後の仕事のスケールを広げる役にたったと実感しています。社内でも毎年誰かシリコンバレーに送り込もうぜっていうPRを強くしたわけですが、どうしてもWeb2.0のトーンダウンは否めない。2008年のEXPOはセッション数も出展企業も多くなっていたるのだけど、かつての勢いはなく、衰退の兆しが鮮明で、オライリーが日本に来なかったので東京での開催も見送られちゃった。


 さて2009年はどうしようか?と思案していました。



 ちょうどそんなことを思案していたら、昨年のWeb2.0expoの合間に、日本人でシリコンバレーで活躍する人たちの協会(JTPA:Japanese Technology Professionals Association )のメンバーでもある海部美知さんが、「プチ変人の会」を開催してくれた。そこで、ソフトバンクで海外投資を担当する多田さんや、興銀の先輩の村山尚武さんなどに会いまして、そのときにJTPAの話と、これまで20人くらいを選別してツアーをしていたけれど、もっとたくさんの人たちをシリコンバレーに呼びたいから2009年からはカンファレンスにするらしいよって、言っていたのを思い出しました。

 JTPAツアーは、シリコンバレーで働きたい、学びたいっていう若者のなかからトビキリ「イキのいい」連中を選別して、梅田望夫さんたちがGoogleYahoo!に連れて行ってくれたり、こってりと講義をしたりという羨ましいプログラム。僕のようなオジサンや日本企業からの参加はとてもできないものでした。でもカンファレンスで広く門戸を開いてくれるなら、僕らも参加できますね!ナマ梅田さんも見にいけるじゃないかって、しっかり僕の記憶に残っていたのでありました。


 しばらくすると、JTPA SVC 2009の募集がでた。


おおこれはちょうどいい!会社の業務で行けないなら、僕だけでもプライベートで行ってこようじゃないかって、さっそく申し込みまして、それから年末の納会のときに社長ほか役員に話したら、「梅田さんに会えるなんてすばらしい!誰か若手も連れて行ってきなさい。ついでに同じ時期にあるアメリカのパートナー企業のイベントにも参加してくるといい。」とのこと。


おお!なんとラッキー!


さっそく有望な若手を、年度末の繁忙時に捻出してもらいまして、西海岸へと行くことになりました。