JTPA SVC 2009は事前の準備交流に感心したという話

 JTPA SVC 2009の応募がはじまってすぐ、facebookにコミュニティが設けられ、しばらくして、梅田望夫さんから「梅田道場やるぞ!」っていう告知が出ました。カンファレンスの前日に1日オフィスを開放し、1グループ10〜12名で各々1時間半くらいのセッションの相手をするから、各々勝手に梅田さんあての連絡方法をみつけて連絡をとってきてくれと。

 思えばこれが、参加メンバーのコミュニケーションを加速させたように思います。facebookgoogleメーリングリストで情報共有がはじまり、東京で、関西でオフミーティングが開催されました。僕は東京の青山で開催された2度目のミーティングに参加しましたが、大阪でのミーティングと同時開催でカメラで同期し、lingrでリアルタイムチャットをしながら、googlespredsheetで各種予定を打ち込みながら・・・という、さすがにメディアリテラシーと、ネットコミュニケーション力の高い若い面々が集まっただけに、すごいスピードで当日にむけての準備がすすみました。

 さらに現地にネットワークが豊富な多田さんはじめ数人の先導役はじめ「ツテ」を持つ面々が一斉に、次々に現地企業や研究所とのアポをとりはじめた。ざっと挙げるとこんな感じです

Weebly, IBM Sillicon Valley Lab, PARC, Adobe, Stanford univ., ROCK YOU, Facebook, Apple, Google, Adaptive Path, Cooliris, Oracle, IDEO, Dropbox, six apart

これにkorean起業家&留学生との懇親会がセットされ、シアトルまで中島聡さん に会いに行ったメンバーもいました。


 年度末の業務に追われて気を失いそうになっていた僕とY君は、このやりとりについていくのがやっとという状況。どんどん決まっていくセッションに完全に便乗してしまう状態で、いくつかに参加させてもらったり、メンバーがシェアリングしているレンタカーに乗せてもらったり、すっかりお世話になってしまいました。

 この若者たちの行動力と、その力を増幅させるITの力はすごいものです。初めての土地でもgooglemapsで場所を調べ、移動経路と所要時間を考慮してスケジュールをどんどん立てていく。かつて、日本からビジネスで米国で出張したり留学していた学生はここまでの事前調査力、コーディネート力はとてもなかった。僕らは日本にいるときから、かつて自分が20代〜30代前半であった当時との大きな違いに驚いたのでありました。