AGA(アメリカ囲碁協会)キッズキャンプを終えて

7/26からシアトル郊外にあるPLU(Pacific Lutheran University)にて/27〜8/2で開催された、
AGA(American Go Association)主催の
THE AGA SUMMER GO CAMPS WEST 2008に息子を連れて参加してきました。

無事に全工程を完了しまして、8/3日曜の夕方に息子と帰国してきたところ。


この1週間のスケジュールこんな感じでした

7/27 ホテルに迎えに来てくれて、キャンプ開催場所の大学へ移動
   午後に子供たちはグループにわかれ、各グループ2人のカウンセラーがつき、
   大学内の移動を含め必ず集団行動するように指示。
   部屋は2人一部屋で割り当て
   保護者は一人一部屋

7/28〜8/1のスケジュールは以下のとおり。7/30は遠足がありレッスンはお休み
    7:00 起床
    7:15 朝食
    7:50 食後の散歩(広いキャンパス内を歩く)
    8:30 囲碁レッスン
       子供の実力にあわせて4つのクラスにわかれ、各々に先生がつく
       僕の息子は日本では11級で、
       棋力をみて上から2つ目と3つ目の間くらいだったのだけど
       ルームメイト(日本語を勉強中の小学6年生の少年)と一緒の
       3つ目のクラスに参加
    11:30 ランチ
    12:20 体操
    12:45 囲碁レッスン
    15:45 スポーツ(その1)
        毎日いろんなスポーツの企画あり。
        サッカー、テニス、ゲーム等々
    17:00 夕食
    19:00 スポーツ(その2)
        ここSeattleは緯度が高いので日照時間が長い。
        21時くらいまで外は明るいので、引き続き子供たちを存分に遊ばせる企画
        大学のプールを借りて水泳もしていた

        最終日はちょっとしたパーティとイベントを開催
        自己紹介と感想のあと、そして他のメンバーが次々に手を挙げて
        「彼はここがよい」、「このキャンプでこんな魅力があった」という
        企画をやっていました

    21:00 ミーティング 諸連絡
    21:30 就寝




終わってからの感想ですが、
いやほんと!期待していた以上に、とてもよい経験でした。

ぜひスケジュールが合えば、来年も参加したいです。



その理由はいくつかありまして



1.海外でのキッズキャンプとして参加しやすいこと

  ・子供が囲碁ができる(または興味がある)、という条件さえ満たせば、
   親日的な人たちから丁寧にフォローしていただき
   「囲碁と英語」がどちらも存分に体験できる。
   往復の旅費を除けば、参加費もリーズナブル(7万円弱で食事宿泊等全て込み)



2.子供を対象に趣向を凝らしてあり「楽しい」合宿であること

  ・日本でも子供向けの囲碁合宿はあるけど、
   朝から晩まで「碁漬け」になる、ものすごく真面目なものが多いのです
   囲碁以外のことをやろうとすると文句を言う保護者もいるとか!

   昨年の夏に息子を祖父とそういう合宿に行かせたのですが
   学習塾の夏期講座みたいな雰囲気で、特に友達ができるわけもなかったし。

   それに比べこちらは、キッズキャンプとして期待される
   参加者同士のコミュニケーション、育ち盛りの子供たちが存分に遊べる
   機会をつくってくれており、息子も毎日、すごく楽しそうにみんなと
   一緒になって遊んでいました



3.発展性・継続性があること

  ・AGAで子供向けのキャンプが開催されるようになったのは、
   ちょうど「ヒカルの碁」のMANGAやアニメがアメリカに紹介された5〜6年前から。
   東海岸・西海岸で各々開催するようになり、毎年参加してくる子供も多いそうです。
   
   一週間、計36時間囲碁のレッスンがあって、
   かつ空いた時間(遠足中も碁盤をスタッフが持っていく)には
   誰かれともなく仲間と碁を打つから、その期間に参加者はグッと強くなります。

   だからちゃんと「合宿」としても効果はあって
   息子も「何しゃべっているかわかんないけど、新しいこと沢山おぼえたよ!」
   と言っていました。


という感じでしょうか。
思い切って参加して、よかったです

僕も保護者として参加しながら、初心者コースでざっと勉強してきました。
帰りの飛行機やバスのなかで、息子と囲碁を打ちながら(沢山石をおいてもらって)
楽しく帰ってきました。